エッジAIが築く未来~日本の技術で世界をリード

ー 日本はエッジAIの小型化・低コスト化で存在感を示すチャンス ー

エッジAIをリードするベンチャー企業のCXOがそのエコシステム構築について議論

現在、大規模AI(LLM等)の開発は米国が主導しており、日本の存在感は薄れています。しかし、AIの社会実装を進めるためには、AIの小型化・低コスト化・低消費電力化が不可欠です。このような背景から、「エッジAI」と呼ばれる小型機器で動作するAIが注目を集めています。

かつて小型化・省力化技術で世界を席巻した日本にとって、再び世界に存在感を示す絶好の機会が訪れています。本セッションでは、エッジAIの社会実装をリードするベンチャー企業のCXOがパネルディスカッション形式で登壇し、エッジAIの社会実装エコシステムの構築方法や、チップ製造からソリューションの社会実装まで、さまざまな観点から議論します。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−

■開催期間: 2024年9月12日(木) 13:00~13:50

■場所: ACU(アスティ45) RoomC 札幌駅地下街直結 札幌市中央区北4条西5丁目

■参加方法: 要チケット・パスポート

モデレーター

山下 倫央 北海道大学准教授

2002年に北海道大学大学院工学研究科を修了後、産業技術総合研究所で特別研究員や主任研究員を歴任。2017年2月より北海道大学大学院情報科学研究科准教授に就任。日本学術振興会特別研究員、ブルッキングス研究所客員研究員、JST戦略的創造研究推進事業 さきがけ研究員なども務め、人工知能や情報技術の研究に従事。現在、札幌市イノベーション推進コンソーシアムの Sapporo AI Lab のテクニカルメンバーや北海道Sciety5.0 推進会議 データ利活用ワーキンググループのグループリーダーを務めて、人工知能技術の社会実装に取り組んでいる。

スピーカー

辻 裕樹 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 システムソリューション事業部 統括部長

2004年ソニー(株)(現、ソニーグループ(株))入社、イメージセンサ周辺ICのアナログ設計、イメージセンサのビジネスPLに従事。その後、米国赴任でイメージセンサーのビジネス開拓を担当。その後、システムソリューション事業部に帰任し、Microsoftや他パートナーとの協業など、センシングビジネス事業の事業開拓を主導。2021年10月、同事業部 プロダクトマネジメント部 統括部長に就任。

尾上 剛 Asilla 代表取締役CEO兼COO

早稲田大学大学院ファイナンス研究科修了。大手証券会社で投資銀行業務を経験後、上場企業やスタートアップで経営企画を統括。2022年8月に株式会社アジラに参画し、経営企画GM、執行役員COOを経て、2023年3月に取締役COOに就任。2024年4月に代表取締役CEOに就任。

中村 晃一 Idein 代表取締役CEO

岩手県生まれ。東京大学大学院でスーパーコンピュータの最適化コンパイラ技術を研究後、AI/IoT技術で物理世界をデータ化する事業に挑戦するため2015年にIdein株式会社を設立。2018年にはARM社から「ARM Innovator」に日本人として初めて選出。プログラミングやものづくりが好きで、趣味はジャズピアノ。

土田 安紘 AWL 取締役CTO

北海道生まれ。北海道大学大学院修了。2001年にパナソニックに入社し、NTTドコモ向け携帯電話のミドルウェア開発や本社R&D部門での新規事業開発を担当。その後、シリコンバレーでの社内起業プロジェクトをリードし、米国・日本市場向けモバイルO2Oサービスを立ち上げ。AI活用ビジネスの最前線で活躍し、全社技術戦略と知財戦略を統括。2019年9月に取締役就任。