すべての児童は、等しくその生活を保障され、家族に恵まれない児童については、これに代わる良い環境が与えられなければならないとし、国及び地方公共団体は、その保護者とともに、これを果たす責任がある、と児童福祉法は定めています。
児童養護施設は、児童福祉法第41条により、保護者のいない児童、虐待されている児童、親が育てる能力や意欲を失ったため、あるいは環境不遇なため保護を必要とする児童などがここに集い、家庭に代わって楽しく生活してもらうところです。
窓は光を入れて、人を明るくし、神は心の窓を開いて愛を導く。元気な子どもたちの集う、ささやかなこの園は、いつも明るく幸せな声で満ちあふれています。
The light of love comes in through the window and brightens.God opens the window and opens the heart of the beloved ones.This garden is always filled with bright and blessed voices of the children.
理事長から
窓愛園、そこはもう子どもの世界です。
「ただいまー」と学校から帰ると、子どもも大人も「お帰りなさい」と迎えます。学校での出来事を興奮して伝える子、サッカーや野球のメンバーを集めて早速庭に出て飛び回る子、仲間とのおしゃべりに夢中になる子もいれば、一人読書に熱中する子、「お腹すいた、おやつおやつ」と食堂に駆け上がる子、などにぎやかな毎日です。無論、落ち込んだり、悩める子もいます。
またそれに下手なおせっかいを焼いたり、慰める子も出てきます。
「群れが子どもを育てる」、これが窓愛園のコンセプトといえるでしょう。コミュニティの中で譲り合い、助け合い、時には競い合ううちに思いやりの気持ちが育っていくと考えています。
社会福祉法人 窓愛園 理事長 上方 仁
窓 愛 園 に つ い て
窓愛園の歴史
第二次世界大戦後の荒廃の影響は茨城としても例外でなく、多くの戦災孤児・浮浪児を生み出しました。上方ユキ(3代目園長)はそれを見兼ねて、家に一人また一人と連れ帰り、家族と一緒に生活を始め、食糧難の中、気がついたら大所帯になっていました。 昭和27年4月1日、周囲の勧めもあり、県の認可を受け、養護施設窓愛園が誕生したのです。最初は池田三重子(初代園長)の文京町の家の提供を受けスタートし、昭和31年、2代目園長上方進が私財を投じて、当時としてはモダンな立田町園舎が完成しました。 それから42年が経過し、4代目園長上方照子の時代には老朽化も進み、また車社会としては狭隘でもありました。現在の建物は、設置者が約1キロ離れた場所に広い土地を提供し、平成9年3月に完成したものです。 平成8年3月21日、それまでの44年に及ぶ個人事業としての幕を閉じ、社会福祉法人窓愛園として再出発しました。 初代理事長に設置者上方仁が就任し、五代目園長を兼務。 令和7年度より六代目園長に石濱実が就任し現在に至ります。
窓愛園がある場所
市内中心部のやや北西に位置し、六号国道に近く、常磐高速道に10分位で乗れますが、周りには田園が広がり、筑波山が望めます。また、近くに筑波遊歩道が走り、とても環境のよいところにあります。児童の社会性の向上や各学校への通学、図書館や公園などの公共施設の利用、職員の通勤や来客にも、まずまず便利な場所です。特に全国的に有名な、土浦の花火大会の際は特等席になります。
●窓愛園本園
ミックスグループ 1 (定員6名)・ミックスグループ 2 (定員6名)・男子グループ 1 (定員7名)・男子グループ 2 (定員6名)・小規模グループケアユニット「プライド」 (定員6名)・敷地面積 3804.48㎡・建築構造・面積 鉄筋コンクリート造2階建・1459.26㎡
●アネックス棟
小規模グループケアユニット「シクスティ」 (定員6名)・地域交流ホール・心理療法室・親子訓練室(3部屋)・所在地 土浦市殿里(本園隣接)・敷地面積 1815.25㎡・建築構造・面積 木造2階建・396.24㎡
●一時保護専用施設「KEIKO HOUSE」 (定員6名)
所在地 土浦市殿里(本園隣接)・敷地面積 77.37㎡・建築構造・面積 耐火木造平屋
●地域小規模児童養護施設「ハイム・フィフティ」 (定員6名)
所在地 土浦市中村・敷地面積 564.98㎡・建築構造・面積 木造平屋・143.49㎡
●地域小規模児童養護施設「トウェンティ」 (定員6名)
所在地 土浦市真鍋・敷地面積 496.23㎡・あ建築構造・面積 軽量鉄骨造・179.94㎡
●地域小規模児童養護施設「EIKO セブンティ」 (定員6名)
所在地 土浦市木田余・敷地面積 303.8㎡・建築構造・面積 木造2階建・119.24㎡+付属建物
窓愛園の歌
窓愛園が目指すもの
1 )「群れが子どもを育てる」優れた環境を大切に活かします。
『共に育ち合う』窓愛園の子ども達は、大人から教わる何倍もの事を子ども同士で学んでいきます。時に競い合い、教え合い、譲り合い、助け合い、思いやる事で他では考えられないほどに【逞しく、優しく、社会的に】成長します。この集団の相互育成効果は驚くばかりで、何年も過ごす間に、皆と共に辛抱強さと社会性を自然に身につけていきます。
2 ) いつも楽しい「家庭的雰囲気」の中で生涯の仲間が生まれていきます。
本来ならばであうことのない子ども達が、一つの家族になって生活できる素晴らしいチャンスがここにあります。共に学び、助け合い、互いを思いやる訓練ができ、心の安寧が得られる貴重な場所になる「家庭を超える」機能があると私たちは考えています。これからも職員は、各々のファミリーの親として子ども一人ひと��の個性を掴み、悩みや欲求にきめ細かく対処し、楽しい家庭的居場所を作っていきます。
3 ) 子どもたちが「快適で安心できる生活空間」づくりを最優先に考えます。
窓愛園のレイアウトは、建設設計の段階から、風通し・見通しの良く、職員が気配り目配りを心掛け易く作られています。これにより子ども達は、安全・清潔・快適な生活が楽しめ、いじめや暴力、体罰や虐待が起きない様に工夫されています。そして更なる注意をはらい万全の体制を作り続けています。子ども達の今の生活も大切ですが、本当に大切なのは将来立派な社会人として生活し、活動することでしょう。
4 ) 子ども達の将来に自信と希望をもたらすため、学習に力を入れます。
子ども達の今の生活も大切ですが、本当に大切なのは将来立派な社会人として生活し、活動することでしょう。そのため、学業や情操教育、スポーツやマナーなどをしっかり身に着ける必要があり、職員はもとより、多数の筑波大生の学生ボランティアなどと共に日々努力を続けています。たとえ今、子ども達に嫌な顔をされても、あとできっと喜んでもらえると信じて・・・。
5 ) 「好感を持たれる人に育てること」これが自立支援計画の第一歩と考えています。
私たちは一人で生きていく事は困難であり、多くの人に支えられ、支えあっていかねばなりません。子ども達が将来、共生し発展していくためには、多くの人に「愛され、好感を持てる人」に育ってもらうことが、何より大切と考えており、これが正に彼らの自立につながっていくものと確信しています。
6 ) 地域社会のために、何が必要で何ができるかを常に念頭に置き活動します。
私たちの活動は、地域の方々の支えがあって初めて成り立ちます。そのあたたかい恩恵に応えるべく、窓愛園一丸となって、あるいは土浦市民間社会福祉施設協議会等を通して、少しでもお役に立てるよう努力します。
7 ) 窓愛園が一番
私たちは、子ども達のためにあらゆる面における最良のサービスを提供できる居場所でありたいと思い、いつの日か、巣立っていった子ども達が皆「あの時、窓愛園でせいかつできてよかった」と思ってもらえることを目指しております。職員は一人ひとりの子ども達に最上級の深い愛情で接しながら、それぞれの持ち場で努力をこれからも続けていきます。
●苦情解決責任者 園長 石濱 実 ●苦情受付責任者 副園長 飯島 明美・総務主任 池田 修一郎029-821-0392 ●苦情解決委員会 選任委員 田中 記代美 先生(弁護士) / 清水 裕美 先生(主任児童委員) / 大久保 澄子 先生(大学教授) ●苦情解決体制・・・令和6年度、該当する案件は3件です。その内、未解決及び運営適正化委員会での取り扱い案件は0件です。(2025年4月現在)
窓愛園 代表メールアドレス souai@souai.org
アマゾンの欲しいものリストを公開しております。↑↑よろしくお願いいたします。m(_ _)m
クレジット:
採用試験日を公開(2)