Elias GRANDY 札幌交響楽団 次期首席指揮者

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Profile

1980年、ドイツ・ミュンヘン生まれ。バーゼル、ミュンヘン、ベルリンでチェロを学び、バイエルン放送交響楽団とコーミッシェ・オーパー・ベルリンでチェリストを務めた。2012年からダルムシュタット歌劇場で常任指揮者としての活動を開始。2015年、第7回ゲオルグ・ショルティ国際指揮者コンクール最高位(1位なし第2位)を獲得。2015~2023年にはハイデルベルクの歌劇場およびフィルハーモニー管弦楽団の音楽監督を務め、思慮深く革新的なプログラミングで注目を集めると同時に、ドイツ有数の音楽拠点としての名声を高めた。また、ヨーロッパ、アメリカ、アジアの主要オーケストラに客演し、急速に国際的な知名度を獲得。オペラおよびコンサートの双方において情熱的で気迫ある音楽解釈、繊細な情感を把握した豊かな音楽作り、並外れた正確さと音楽の深みが高く評価されている。

札響との初共演は、2020年のグランドオペラ共同制作 オペラ『カルメン』。その見事な統率力と音楽性で客席だけでなく札響メンバーも魅了した。その後、2022年11月の第649回定期演奏会、2023年7月の稚内市、中川町、Kitaraでの各公演を指揮。2025年4月、札幌交響楽団首席指揮者に就任する。

出演予定公演

  • 2024/11/30.12/1【第665回定期演奏会】@札幌コンサートホールKitara マーラー/交響曲第1番「巨人」
  • 2025/4/19.20【第668回定期演奏会】@札幌コンサートホールKitara マーラー/交響曲第2番「復活」(ソプラノ:マリ・エリクスモーエン、メゾソプラノ:カトリオーナ・モリソン、合唱:札響合唱団ほか)
  • 2025/4/24【hitaruシリーズ定期演奏会第21回】@札幌文化芸術劇場hitaru ブラームス/ピアノ協奏曲第1番(ピアノ:清水和音)、藤倉大/Entwine、ベートーヴェン/交響曲第7番
  • 2025/6/28.29【第670回定期演奏会】@札幌コンサートホールKitara R.シュトラウス/交響詩「ドン・キホーテ」(チェロ:ユリアン・シュテッケル、ヴィオラ:近衞剛大)、ラヴェル~生誕150年記念~/「ダフニスとクロエ」第1組曲・第2組曲
  • 2025/11/8【名曲コンサート<エリアスとウィーンへ>】@札幌コンサートホールKitara ベートーヴェン/交響曲第6番「田園」、J.シュトラウス2世~生誕200年記念~/ワルツ「美しく青きドナウ」「春の声」、喜歌劇「こうもり」より“私の侯爵様” ほか(ソプラノ:中江早希)
  • 2026/1/31.2/1【第674回定期演奏会】@札幌コンサートホールKitara 武満徹/ア・ウェイ・ア・ローンⅡ、マーラー/さすらう若人の歌(バリトン:ベンヤミン・アップル)、R.シュトラウス/交響詩「英雄の生涯」
  • 2026/2/5【札響東京公演2026】@サントリーホール <第674回定期演奏会と同プログラム>

Message

まずは、札幌交響楽団から首席指揮者就任の話をいただき、とても光栄に思うと同時に、とても嬉しく興奮したことをお伝えしておきましょう。札響とはこれまでも何度か共演してきましたが、いつも大きな満足感がありました。これからも、一つひとつのコンサートが皆さまにとって素晴らしく、特別な時間になるようベストを尽くします。

私は、母方のルーツである日本が大好きです。これまでは“訪問者”でしたが、これからは首席指揮者として定期的に日本に、札幌に来られることになり本当に嬉しいです。美しい街、素晴らしいコンサートホール、そしてこのファンタスティックなオーケストラと一緒にいられることを楽しみたいと思っています。

まずは11月の定期演奏会でマーラーの交響曲第1番『巨人』を、そして2025年のシーズンは大編成の作品、マーラーの交響曲第2番『復活』で始まります。たくさんのお客様と一緒にシーズンのスタートをお祝いしたいです。絶対に聴き逃さないでくださいね!

~エリアス!一問一答~(随時更新)

グランディさんが感じる札響の魅力とは?

札響は北海道の美しさと文化を見事に映し出してくれるオーケストラです。しなやかでありながら個性は強く、楽団員は音楽への愛にあふれていますね。

好きなスポーツは?

観るのはサッカー!自分がするスポーツは“指揮”です!

好きな季節は?

絶対春!!春はすべてのエネルギーが戻ってくるように感じさせてくれるから。

好きな国・都市は?

日本、もちろん札幌!ほかにどこって言えますか?(笑)

好きな作曲家は?

好きな作曲家と聞かれると、だいたいその時指揮をしている曲の作曲家になります。だから、だいぶたくさんいますね(笑)。

北海道の名物料理で好きなものは?

味噌ラーメンが大好きです!寒くなってきた頃に食べる味噌ラーメン…!待ちきれません!

Kitaraはどのようなホールだと思いましたか?

美しく音響も素晴らしいホール。周囲の環境も良い。何より大事なのは、観客の皆さまとの結びつきを強く感じられるホールであるということですね。

音楽をはじめたきっかけは?

家族と一緒に歌うことからはじまり、しばらくしてピアノを、そしてチェロを弾くようになりました。

札響にはどのような楽団に成長して欲しいとお考えですか?

札響が既に持っているそれぞれのパーソナリティをより強く引き出していくことを大切にしていきたいと思っています。その中から、今まで気が付かなかったことが出てくるかもしれませんね。

心に残る公演は、どの楽団のどんな曲ですか?

たくさんありますし、これからもっと多く残っていくことを願っています。でもその中でも特にスペシャルだと思う演奏会は、パンデミックの後、最初のコンサートです。演奏家もお客様も、失っていたものを強く認識しました。

札響と演奏したい曲は何ですか?

これから私たちは、マーラーに重点を置いていきます。マーラーは人生というそれぞれの旅について常に語り掛けてくれていると私は思っています。苦労もありますが、愛と幸せもあります。お客様と一緒にそれを感じていきたいです。

エリアス・グランディへの質問、メッセージを募集中!(いただいたものの一部はこのページや札響SNSなどで随時ご紹介いたします)

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