出演者 Cast

田島 隆 / タンバリン

世界で最も珍しいタンバリン専門の演奏家。あらゆるパーカッションの音やメロディー演奏が可能なオリジナルタンバリンを演奏し脚光を浴びる。そして世界各国に存在するすべてのフレームドラムを演奏できる日本で唯一の演奏家でもある。幼少期より管・弦・打・鍵盤楽器を習得、その経験を生かしかつてない方法論で音楽を表現。世界中のフレームドラムを学ぶための教室を各地に持つ。世界各国の100種類のフレームドラムを集めた図鑑「世界を巡るタンバリン100」の著者。

松本 太郎 / 尺八(日本)

大阪出身。ライリー リー、石川利光、米村鈴笙の各師に学ぶ。海神道、琴古流の技術をベースに古典、即興、クラシックなどの分野で活動。作曲、楽曲提供にも携わる。奈良市内の道場で指導。奈良大学非常勤講師。

Sefa Simsek セファ・シムシェイク / サズ(トルコ)

5歳からサズを学び、12歳で数多くの優秀なサズ奏者を輩出しているArif Sag音楽学校でEmre Saltik氏から本格的にサズを学ぶ。コンサートでトルコ各地を回る機会に恵まれ、各地域の独特な音楽を学ぶ。イスタンブールではサズ講師としても活動。日本ではトルコ音楽、中東音楽などを演奏し、新聞やラジオなどメディアにも取り上げられる。また、ジャンルを問わず様々なミュージシャン、ダンサーとのパフォーマンスも好評を得ている。自らも海外からゲストを呼び、コンサートやワークショップを開くなど積極的に活動中。サズ、ウード、カバク・ケマネ(ケメンチェ)、ジル(サガット)講師。

Papou Dembele パプゥ・デンベレ / タマ、ンゴニ(マリ共和国)

本名ハミドウ・デンベレ。マリ共和国の伝統伝達者 = griot(グリオ)の家系に生まれる。7歳でタマを父から習い、その後、ンゴニも始める。マリ共和国随一の総合芸術グループ「バベンバ」に12歳から所属し、数多くのアーティストと共演を果たす。2010年に来日。母国の音楽を広めるため全国で活動する傍ら、あらゆるジャンルのアーティストとのコラボレーションも精力的に行っている。

グリオとは・・・西アフリカの伝統伝達者。世襲制。単に楽器の演奏をするだけではなく、歴史上の英雄譚、遠方の情報、各家の系譜、生活教訓などをメロディーに乗せて人々に伝えることを本来の目的としている。文字のなかった時代には彼らの役割は大きく、その知識量の豊富さから王の側近などに取り立てられるグリオもいた。グリオが扱う様々な楽器があり、それぞれの家系は扱う楽器が決まっており、コラの家系はコラ、バラフォンの家系はバラフォンの演奏方法を肉親から引き継ぐ。グリオに対して人々は畏敬の念を持っている���め、彼らの楽器はとても神聖なものとされる。その昔、一般人は触れることすら許されなかったという。今でも、西アフリカの一般の人々がグリオの楽器に手を出すことは少ない。

Donato Ricconi ドナート・リッチョーニ / オルガネット(イタリア)

オルガネット、タンブレッロ、ザンポーニャ奏者。1979年イタリア、ローマアングリラーラに生まれる。1985年(6歳)オルガネット奏者ビーノに師事、オルガネットを始める。1991年(12歳)オルガネットのイタリア全国規模コンクール優勝。1993年(14歳)スペインのザンポーニャ第一人者であるEVIAと共演。 1995年(16歳)イタリア・マルケ州の州歌レコーディングに参加。1997年(18歳) ローマの著名音楽学校「スコアラ・ディ・ムジカ・ポポラーレ・ディ・テ・スターチオ」にてオルガネット教室開講。2001年(22歳)~現在、スペイン、イタリア、ドイツなどのフェスティバルやテレビ出演などイタリアでも数少ないオルガネット演奏家として活躍中。

オルガネットとは?・・・中世ヨーロッパで広く演奏されていた古楽器。アコーディオンと同じ構造ですが、鍵盤ではなくボタンのようなキーでリードを鳴らし、音を響かせます。イタリアでは祭りや教会など様々な場面で演奏されイタリア南部の伝統的な曲を中心に演奏され、人々はこの楽器とともに歌い、踊ってきました。

金子 鉄心 / イーリアン・パイプス(アイルランド) etc…

1986年、ロックバンド『おかげ様ブラザース』のサックス奏者として(株)テイチクよりメジャーデビュー。その後アイルランドのケルト音楽の影響を受け、1998年、ギタリストの押尾コータロー氏等と共に「オオサカ・エグザイル」を結成する。現在イーリアンパイプス(アイリッシュ・バグパイプ)や、テイン・ホイッスルなどの管楽器を用いて、様々なジャンルのミュージシャンの舞台やレコーディングのサポートを手がける。ヨーロッパ大衆音楽座「鞴座(ふいござ)」主宰。

Yordan Markov ヨルダン・マルコフ / ガドゥルカ(ブルガリア)

ヨルダン クラシミロフマルコフ(愛称:ダンチョ)1977年10月25日生まれ。ガドゥルカの中心地であるトラキア地方のノヴァ・ザゴラ市出身。7歳の頃よりガドゥルカを習い始め、17歳には町の舞踊グループのアンサンブルとして活躍。シューメン大学音楽科卒業後、ノヴァ・ザゴラ市の音楽教室でガドゥルカとソルフェージュを教える傍ら、近くの村の子供たちに歌を教えたり、ライブ活動を行う。2006年1月来日。まだまだ日本では馴染みの薄いブルガリア音楽を紹介しようと活動を始める。ガドゥルカはブルガリアの中でも、中央ブルガリアのトラキア地方や、西ブルガリア地方の民俗音楽で特徴的に使われます。

愛称:だんちょブルガリアの人の名前はある程度愛称が固定しています。例えばゲオルギさんなら「ゴショ」イヴァンさんなら「ヴァニョ」など。他の国でエリザベスさんが「ベス」と呼ばれることが多いことに類似します。で、ヨルダンは「ダンチョ」という愛称が一般的です。特にヨルダンという名前は国の名前と紛らわしいため、日本では「だんちょ」という愛称が定着しつつあります。

ナカガワ・ユージ / サーランギ(インド)

2005年から2017年までムンバイにてサーランギー奏者・声楽家の故パンディット・ドゥルバ・ゴーシュ氏に師事。インド各地でソロ公演を行うほか声楽や打楽器の伴奏���インドの演劇の劇中伴奏、映像作品への音楽提供、現代音楽アンサンブルへ参加など多方面で活動。現在までに欧米諸国、シンガポール、タイ、日本、ネパールなどでも演奏を行う。

中島 徹 / ピアノ

ジャズに始まりラテン、ブラジル音楽にも傾倒、関西と関東を軸にさまざまなジャンルのあまたのバンドやセッションに関わる。2001年・2012年、自己のリーダープロジェクト”はぽにやす”でヨーロッパ7ヵ国10都市にて公演。好評を博す。(国際交流基金派遣) 2007年、CD付きソロピアノ楽譜集「プロフェッショナル・ジャズ・ピアノ」(スタンダードジャズ曲集、ヤマハミュージックメディア)を出版。アルバム参加も多ジャンル、多数。関西の老舗名門ビッグバンド『アロージャズオーケストラ」にはトロンボーン奏者として長年在籍中。

■スケジュールサイトhttp://www.customnet.jp/n-toru/

■facebook(幽霊部員)https://www.facebook.com/toru.nakajima.7543

作成​者 :
田島隆